2016年10月13日木曜日

<文教児童青少年委員会報告 住民の合意がないまま、さらなる学校の統合へ?>

先日の委員会、光が丘4中だけでなく、旭丘小、小竹小、旭丘中の統合についても報告がありました。

旭丘小は平成20年度から全学年で単学級(1クラスしかない学級)が続いており、区の説明では、教育環境を維持することが難しいことから、同じく過小規模校である隣の小竹小と統合し、さらに旭丘中学も含めて、小中一貫校を現在の旭丘小、小竹中の場所に建設する、という計画です。

この計画では、二年半前に保護者の方や、学校関係者の方を含めた“教育環境を考える会”が発足し、非公開での議論を行ってきたものの、反対の意見も多く、結論は出ませんでした。そこで、住民から直接意見を聞く、ということで、今週に二度、説明会が開催されることになりました。この説明会、あくまでも住民の意見を聞くというもので、区の考えを押し付けるものではない、というのが区の説明でした。そして、説明での意見を受けて、区として対応を考える、というものでした。

そもそも、練馬区は旭丘小と小竹小、それぞれ過小規模であると言っていますが、小竹小の学区では子どもは増え続けており、数年後には14クラス、いわゆる”適正規模”に回復する予定です。また、どちらの学校も非常に長い歴史があり、地域にとって重要な役割を担っています。にもかかわらず、事実上、小竹小をなくし、併設する旭丘小と旭丘中の跡地に新たに学校を建設し、統合しようということに、住民の方は強い反対の意思を示しています。

しかし、です。先日の委員会で、練馬区は今後10年間の区立施設の在り方を検討する「公共施設総合管理計画」の素案を出しました。その中で、なんと小竹小、旭丘小、旭丘中の小中一貫校の導入が”リーディングプロジェクト”として示されていました。

教育委員会として、これから住民に意見を聞こうという中で、練馬区全体の計画の中で、いきなりリーディングプロジェクトとして記載するのはあまりに乱暴です。

これに対して、練馬区は、この計画はあくまで素案であり、今後のパブリックコメントを受けて、変更の可能性もあるとのことでした。

しかし、しかし…です。ここで言及されているのは、素案の中の単なる一例としてではありません。”リーディングプロジェクト”、つまり、今後の「先駆的で模範となる事例」として挙げられているのです。だからこそ、例え素案であったとしても、住民の合意も、また、議会や委員会での結論も出ていない中で、このような形で記載すべきではありませんでした。

委員会の後、旭丘中学校での住民説明会にも参加しました。平日の夜にもかかわらず会社帰りの方など、100名近い方々が。質疑応答では、小竹小の保護者の方、地域の方などを中心に統合への多くの反対の意見が出され、賛成の意見は全くありませんでした。

この件も、先日報告した光が丘4中の問題と本質的には同じだと思います。
今回は、考える会でも、地域の中でも、また、文教児童青少年委員会や教育委員会の中でもまだ結論も出ていないのに、素案とはいえ、練馬区における先駆的な取組として位置づけ、既成事実化して進めようとしてしまう、とても大きな問題だと思います。

長期的に考えると、学区域の変更を検討することも可能ですし、少なくとも小竹小を無くすことを前提とした統廃合計画は撤回すべきだと考えます。

まもなく、「練馬区公共施設総合管理計画」へのパブリックコメントの受付が始まります。ぜひ皆さんもご意見をお寄せください!