2017年2月4日土曜日

<歴史学者 和田春樹先生のお話を伺って>

先日、「大泉市民の会」の新年会に参加しました。

大泉市民の会は、東京大学名誉教授の和田春樹先生を中心にベトナム戦争への反対を目的に60年代に設立された会。私の義母や亡くなった義父も若いころから参加していました。

会では、2月3日まで朝日新聞の夕刊に掲載されていた“人生のおくりもの わたしの半生”(全10回)などについて和田先生からお話が。この記事で最も印象的だったのが、ベトナム反戦運動を始めたきっかけについて。先生は以前から大泉学園町(私の家のすぐ近く)に住んでいたのですが、ベトナム戦争が始まってから、すぐ近くの朝霞の米軍基地にベトナム戦争の傷病兵が連日、頭上を通ってヘリで運ばれるようになったとのこと。ロシア史を研究していた先生は、第一次大戦下でロシアの兵士たちがもう戦争がいやだといって革命に加わる話を論文に書きながら、眼前の現実に何もしないということが耐えられなくなり、キング牧師が暗殺された翌日から、一人でプラカードを持ち米軍基地の前に立ち始めたということでした。「この戦争に反対する行動を、自分の場所でやらなくてはいけない」それがこの「大泉市民の集い」の始まりだったそうです。(因みにこの記事を書いたのは、私の大学の恩師で憲法学者でもある樋口陽一先生の息子さんとのことで、改めてご縁を感じました。。)

今日の会に参加していた方、当時高校生や浪人生だったという方々も、皆さん定年退職を迎えていました。しかし、安保関連法制を含め、今のままの政治ではいけない、孫たちのためにももっと頑張らなくてはいけない、という思いでデモや集会に今も参加しているとのことでした。

勉強会に参加するのは今回が三回目となりますが、自分が住む町で、これほど長く、そして強い思いをもって活動を行ってきた方のお話を伺うことができ、あらためて感動するとともに、皆さんのお話を聞いて、私ももっと頑張らなくては、と勇気を頂ける時間でした。