2017年9月14日木曜日

<一般質問の報告② 練馬区の小中学校、多くのエアコンに不具合が! 区の取り組みは?>

一般質問、二つ目のテーマには、地域の方からいただいたご相談から、特に区全体で取り組むべき課題として、小中学校のエアコンの不具合について取り上げました。内容を一部、要約してお伝えします。(全文は区のウェブサイトをご覧ください)

<ここから>
<一般質問①>
先日、ある小学校の保護者から「暑い時期なのに、エアコンが効かず困っている」というご相談が…調査の結果、その学校に設置されている21台のエアコンのうち、19台もが機能せず、機械内部の分解洗浄が必要だとわかりました。
区に確認したところ、これは一つの小学校だけの問題にとどまりませんでした。練馬区では、2008年に10年間のリース契約を締結し、全ての小中学校の普通教室や幼稚園等に約1,600台のエアコンを設置しました。しかし、昨年度から問題が相次いでおり、今年の8月までに小中学校あわせて132台もの機器で分解洗浄が必要となっています。この件からは、業者の杜撰な対応とともに区の不適切な契約管理が明らかになっています。
契約では設置、ガス、電気の配備に加え、機器のメンテナンスが含まれていて、項目として「1年間のうち2回以上、適当な時期に点検を実施すること。」と定めていました。しかし、132台もの機器で不具合が発生し、しかもそれは毎年行っていた定期点検では一度も発見されず、子どもや教員の訴えで明らかになりました。そこで、1) 選定時の評価が適切だったのか、またメンテナンスが的確に行われたのか、質問しました。

<区の答弁①>
エアコンに異常がある場合には、学校等から連絡を受け、教育委員会がメンテナンス業者に確認を指示することで、児童生徒の学習環境は適切に維持されています。

<私の感想①>
学校から連絡を受け、メンテナンス業者に指示することは必要ですが、そもそも定期的に行われる点検では、一件も不具合を発見できませんでした。さらに、今年の5月の点検に至っては、3か月以上たった現在でも報告書は区に届いていません。学校から連絡が無ければ、そのままの状況が続いているわけです。また、対応が後手に回ってしまったことで、学校によっては長期に亘ってエアコンが効かない状況を我慢しなくてはなりませんでした。メンテナンスは杜撰であったと言わざるを得ません。

<一般質問②>
多数のエアコンの分解洗浄が必要となる中で、だれが経費を負担するのかも問題です。分解洗浄には1機につき5万円程度かかります。契約書では「メンテナンスはフルメンテナンスとし、部品および経費は賃貸者負担とする。」としています。しかし、分解洗浄は全額を区が負担しています。そこで、1) これまでに行った分解洗浄に関わる経費の総額と2) 分解洗浄にかかる経費を区の負担とすることになった経緯と判断の根拠、を質問しました。

<区の回答②>
これまでの支出額は約700万円で、熱交換器の洗浄は契約には含まれていないと認識しています。別の契約により、必要な作業をお願いすることになります。

<私の感想②>
契約上、メンテナンスの内容は明示されていません。契約書では「本要領に明示の事項が無い場合、区担当者と協議する」となっていますが、メンテナンスの内容の協議の経緯や結果を記した書類は一切なく、契約の解釈は業者の主張をそのまま受け入れたものになっています。区民の貴重な税金を支出する手続きとしては極めて不透明で、財政支出を行うことは納得できるものではありません。

<一般質問③>
今回の問題は区における契約の在り方、ならびに契約管理の状況に厳しい点検を迫るものです。全庁的に検証、対応を図るべきと考えます、所見をお聞かせください。

<区の回答③>
契約締結および履行確認は適切に行われていると認識しており、現時点では検証等を行う考えはありません。

<私の感想③>
区として契約はしっかりと管理しているという回答です。しかし、今回のエアコンの件が象徴しているように、3か月以上も点検報告書が届いていないことを黙認してきたことなど、改善すべきことは多いと思います。

この件を通じて、区の契約管理の在り方を再点検するとともに、小中学校における子ども達の教育環境がしっかりと守られることを改めて求めていきたいと思います。